防災に役立つエネファームとは?導入のメリット・デメリット

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防災に役立つエネファームとは?導入のメリット・デメリット

  • リフォームコラム
防災に役立つエネファームとは?導入のメリット・デメリット

エネファームというシステムをご存じでしょうか?

エネファームとは、自宅で石油やガスを使って電気を生成するシステムです。

導入することで、自家発電を行えるようになり、停電時でもライフラインを維持することが可能になるため、防災にも非常に役立ちます。

防災に役立つだけでなく、たくさんのメリットや特徴をご紹介します。


エネファームとは?

エネファームの基本的な概要

エネファームの基本的な概要

エネファームとは、自宅で都市ガスやプロパンガスを使って電気を生成し、その副産物として出る熱を利用することで高効率なエネルギー供給を行うシステムのことを指します。

エネファームは自宅で使用する電力を自給自足するため、停電時でも電力を確保することが可能です。

環境にも優しく、電力会社が発電所で発電する際のCo2排出量に比べ、エネファームは大幅に少ないCo2を排出します。

また、エネファームで発生する熱は、家庭の給湯や暖房に利用され、エネルギー利用の効率を一層高めます。

エネファームが発電する仕組み

エネファームが発電する仕組み

エネファームは、電力を供給するための発電部と、熱を供給するための熱回収部から構成されています。

発電部では、燃料電池が主な役割を果たし、燃料電池は、ガスと酸素の化学反応を利用して電力を生成します。

この過程で発生する熱は、熱回収部で有効利用され、家庭の給湯や暖房に使われます。

発電と熱供給の二つの機能を一つのシステムになっていることで、エネルギーの有効利用が可能となり、省エネルギーにも寄与します。

また、自宅で電力を生成するため、停電時にも安定的な電力供給が可能となります。

ただし、ガス供給が停止した場合や、システム自体のトラブルが発生した場合は、発電ができなくなる点に注意が必要です。

エネファームで防災!

エネファームで防災!

日本は地震や台風といった自然災害が多い国のため、いつ起こるか分からない自然災害への備えは必要です。

その一環として、エネファームの導入が注目されています。

エネファームは、自宅で電気と温水を作り出す装置なので、自然災害時における緊急電源としての大いに役立ちます。

一般的な発電装置と比較して、燃料効率が良いので、燃料が手に入りにくい災害時でも心強い存在です。

エネファームが停電時に役立つ理由

エネファームが停電時に役立つ理由

エネファームの自家発電により、災害時に外部からの電力供給が途絶えた場合でも、家庭の電力を自給自足することができるため、通信機器の充電や照明器具の使用など、情報収集や生活維持に必要な電力を確保することができます。

エネファームは都市ガスやプロパンガスを元に発電を行うため、災害時でも安定した燃料供給が可能です。

これは、自然ガスの供給ラインが地下深くに設置されており、地震などの影響を受けにくいためです。

発生した余熱を利用して給湯や暖房としても利用できます。

自然災害時に断水する可能性がある場合でも、エネファームは自宅で温水を生成するため、生活用水を確保することが可能です。

エネファームはお湯も作れる

エネファームはお湯も作れる

自家発電以外のエネファームのもう一つの優れた機能は、発電時に発生する熱を活用してお湯を沸かすことです。

災害時でも温かい飲み物や食事、シャワーなど、生活に必要なお湯を確保できます。

エネファーム導入のメリット

エネファーム導入のメリット

エネファームのメリットを振り返っていきましょう。

メリット① 自家発電

エネファームは自宅で発電を行い、電力会社に頼らない生活が可能です。

これにより、電気料金の節約ができます。

メリット② 停電時でも活用

停電時の電源として利用できます。

災害時などに電力供給が途絶えた場合でも、エネファームは自宅で電力を生成し続けることができます。

メリット③ お湯も作れる

発電の副産物として熱が発生し、これを利用してお湯を沸かしたり、暖房に利用することができます。

これにより、エネルギーの有効利用が可能となります。

メリット④ 省エネ

地球温暖化対策に貢献できます。 エネファームは、ガスと酸素の化学反応を利用して電力を生成します。

このシステムは化石燃料を直接燃焼する従来の発電方法と比べて、CO2排出量を大幅に抑えることができます。

このように、エネファームの導入は環境負荷の軽減、経済性の向上、安全性の確保といった面でのメリットが期待できます。

エネファーム導入のデメリット

エネファーム導入のデメリット

デメリット① 初期費用

エネファームの導入を検討する際には、まず初期費用について理解しておくことが重要です。

費用は、システムの種類や規模、設置場所によって大きく異なり、一般的には100万円~300万円程度とされています。

この費用には、エネファーム本体の価格や設置工事費、保守・点検費用などが含まれます。

助成金や補助金の制度を利用すれば、費用を軽減することも可能です。

エネファームは発電による電気代の節約で、ランニングコストが抑えられます

導入後の運用費用を考慮すると、初期投資が高額であることがネックになる場合もありますが、長期的に見ると十分に回収可能な投資と言えるでしょう。

デメリット② 設置スペースが必要

デメリット② 設置スペースが必要

エネファームは一般的なガス給湯器よりも本体が大きいので、設置するためのスペースが必要です。

一度設置してしまうと、配置変更やご自身での撤去が難しいので、設置スペース選びは重要です。

具体的には幅3,000mm、奥行き1,500mm程度あると良いでしょう。

エネファーム自体の稼働音は大きくないのですが、低周波音を発生させるので、設置する向きも検討しましょう。

エネファームはどんな人に向いてる?

エネファームはどんな人に向いてる?

エネファームは一般的に、エネルギーコスト削減を望む家庭や、環境に配慮した生活を志向する人々に向いています。

災害時の自家発電能力を持つため、防災に重視する方々にとっても有用です。

しかし、エネファームは全ての家庭に適しているわけではありません。都市部の一部地域や集合住宅では導入が難しいことがあります。

また、ガス料金や電気料金の割引が適用される地域に住んでいない場合、導入コストが高くなる可能性もあります。

エネファームの効果を最大限に発揮するためには、一定のガス消費量が必要となります。

ガス使用量が少ない家庭では、コストパフォーマンスが悪くなる可能性があります。


エネファームはガスを使って電気やお湯を生成するので、停電時にも使える防災システムです。

導入のメリットとデメリットがあるので、自宅の状況やライフスタイル、地域の状況などを踏まえた上で、十分に検討されることをおすすめします。

ガスリビング三重のホームページでは、エネファームの施工事例も多数掲載しています。ぜひこちらもご覧くださいませ。

   
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