外壁塗装の塗料は何がおすすめ?7つの塗料の特長と価格の目安
- リフォームコラム

外壁塗装を行うにあたり、シリコン塗料や無機塗料という言葉などに出会われたことはないでしょうか。
外壁塗装には様々な塗料が使用されています。
どの様な性質や性能・機能をがあるか全体像を把握していると、塗装店や業者と打合せする際に役に立ちます。
こちらのページでは、現在定番の塗料から、以前使われていた塗料8点の、耐久性や値段・塗料を選ぶ時のポイントを詳しくご紹介します。
1:シリコン塗料の特長

シリコンは、ここ10年でスタンダードな外壁塗料になりました。
価格と耐久性がほどよく、コストパフォーマンスが高いという特長があります。選べるカラーバリエーションも豊富なのも人気の理由です。
塗装店やリフォーム店に外壁塗装のお見積りを依頼すると、たくさん提案してくれますが、おすすめ塗料として必ずシリコンが入っているでしょう。
価格・耐久性・メーカーなどシリコンを基準に覚えていきましょう。
シリコン塗料の耐久年数
目安:7年〜15年
シリコン塗料の価格
目安:2,300〜3,500円/㎡
このような方にはシリコン塗料がおすすめ!
- ●コスパの優れた塗料を使いたい
- ●長年使われている塗料にしたい
- ●結露対策も行いたい
シリコン塗料を選ぶ時のポイント
定番人気のシリコン塗料は、各メーカーから様々な種類を発売しています。
シリコン塗料で数社お見積もりをお願いしても、メーカーの違いで機能や価格・耐久性が変わります。
メーカーと商品はしっかり確認しておきましょう。
2:ラジカル塗料の特長

ラジカル塗料は外壁の表面が劣化・退化してしまうチョーキング現象(触るとチョークのように白い粉が付く)を抑えるため発売された新しい塗料です。
その効果から「ラジカル制御型塗料」とも呼ばれていて、定番人気のシリコン塗料の追い抜く勢いのある、注目度ランキング1位の外壁塗料です。
ラジカル塗料の耐久年数
目安:8年〜16年
ラジカル塗料の価格
目安:2,200〜4,000円/㎡
このような方にラジカル塗料をおすすめ!
- ●コスパ重視で高性能な塗料にしたい
- ●最新技術のワンランク上の塗料を使ってみたい
- ●カビや藻に悩まされている
ラジカル塗料を選ぶ時のポイント
高機能の外壁にしたい方にとって、ラジカル塗料はかなりお得です。
コストパフォーマンスが良く、長期的なメンテナンス費用を安く抑えられます。
3:フッ素塗料の特長

フッ素塗料の特徴は、フライパンのテフロン加工でおなじみのフッ素です。
油を弾くようにコロコロと転がるのが、汚れを寄せつけない効果です。この効果が外壁で発揮されるのが、フッ素塗料です。
フッ素塗料は東京スカイツリーに採用されたいことで一躍有名になり、今ではシリコン塗料に追いつくほどの人気になりました。
フッ素塗料の耐久年数
目安:12年〜20年
フッ素塗料の価格
目安:3,500〜4,800円/㎡
このような方にフッ素塗料をおすすめ!
- ●今後、外壁塗装の回数を減らしたい
- ●高級な塗料を使いたい
- ●マイホームを長持ちさせたい
フッ素塗料を選ぶ時のポイント
塗料の中に含有されるフッ素は、メーカー・塗料によって異なります。
比較的に高価な塗料ですので、各メーカー提供のフッ素塗料資料を確認するようにしましょう。
4:無機塗料の特長

無機塗料の無機とは炭素をふくまない化合物・ガラスや鉱石のことをいいます。
特徴として紫外線に分解されないことでチョーキング現象を防ぎ、紹介した塗料の中でも一番耐久性に優れています。
また藻や苔が繁殖しにくく、美しい外観を長期間保つことができます。
無機塗料の耐久年数
目安:15年〜25年
無機塗料の価格
目安:3,500〜5,500円/㎡
このような方に無機塗料をおすすめ!
- ●耐久性を重視したい
- ●美観を保ちたい
- ●塗り替え回数を減らしたい
無機塗料を選ぶ時のポイント
無機塗料には塗膜表面に、汚れが付着しにくいという特長があります。
しかし、ひび割れしやすいという欠点もあります。
ご自宅の壁材がモルタルなど割れやすい外壁材の場合は、密着せず、早期の剥がれを引き起こす可能性があります。
塗装の技術や知識が必要になりますので、業者選びにご注意ください。
4:弾性塗料の特長

弾性塗料は伸縮性のある柔らかな性質を持っており、塗装後、塗膜が破れづらいことから、ひび割れ・雨漏り・地震・振動に強く(車やトラックなど)、防水効果があります。
弾性塗料の耐久年数
目安:8年〜12年
弾性塗料の価格
目安:1,100~1,500円/㎡
このような方に弾性塗料をおすすめ!
- ●ひび割れが気になる
- ●振動を受けやすい場所にある
- ●モルタル壁の家
弾性塗料を選ぶ時のポイント
機能的な反面、湿気をため込みやすく、ほかの外壁塗料に比べて塗膜が膨張しやすい塗料です。
サイディングボードの壁の場合は、夏場に熱を溜め込み塗料が膨張する可能性があります。
塗料が膨張すると壁にブクブクと泡のようなものが出てしまい、見た目も防水機能も損なわれます。
外壁でサイディングボードが使われているお住まいは、他の塗料を検討してみましょう。
5・6:ウレタン塗料・アクリル塗料について

昔、外壁塗装に使われていた2つの塗料を紹介
ウレタン塗料の特徴は、伸びが良く密着性があり・光沢性があります。
シリコン塗料が普及する前に外壁塗装でよく使われていた塗料です。
機能性や耐用年数は低いため外壁塗装にはほとんど使われなくなりましたが、その特徴を活かして、雨どいや手すりなど湾曲した部分に使用される事が多いです。
低価格を活かして、塗り替えを何度も行いたい方は選択肢に入れてみるのも良いでしょう。
DIYやプライベートな外壁塗装にオススメ
アクリル塗料はホームセンターなどで、手軽に購入できます。
DIYでの塗装をお考えの場合は、扱いやすく保管も容易な水性塗料を選ぶとよいでしょう。
今回は外壁塗装に使われる、主な塗料7種類をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
塗料メーカーではシリコン塗料、ラジカル塗料、フッ素塗料など様々な塗料が用意されていますが、ご自宅に最適な塗料での外壁塗装が重要です。
ガスリビング三重では外壁の劣化状況やご予算に応じて最適な外壁塗装プランをご提案させていただきます。ぜひお気軽に、ご相談ください。
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