【掃き出し窓の内窓】リフォームポイントと費用、補助金の活用法
- リフォームコラム
窓周りの悩みは、住まいの快適性を大きく左右するものです。
掃き出し窓は主にリビングや寝室で設置されている、天井付近から床までの大きいサイズの窓です。
この掃き出し窓に内窓リフォームをすることで、断熱性や防音性、防犯性、結露対策の向上に繋がります。
こちらの記事では、掃き出し窓の特徴や、内窓リフォームのメリット・デメリット、費用についてご紹介します。
内窓リフォームの費用を軽減できる国の補助金施策も実施されているので、リフォームをご検討中の方は、ぜひ参考にされてみてください。
目次
掃き出し窓とは
掃き出し窓は、床から天井までほぼ高さのある大きな窓のことです。
左右にスライドさせて開閉するタイプの引き違い窓が一般的です。
部屋の中にたっぷりと光を取り込むことができ、開放感あふれる空間を作ることができます。
庭やバルコニーに直接出入りできるため、洗濯物干しやガーデニングなどが便利です。
大きな窓のため、熱の出入りが大きくなりやすく、冷暖房効率が下がる可能性があります。
また、外気との温度差が大きい場合は結露が発生しやすく、窓が大きい分、防犯対策をしっかり行う必要があります。
掃き出し窓の内窓は効果的?
掃き出し窓は、部屋の中でも特に熱の出入りが激しい部分です。
ここを内窓にすることで、室内の温度を安定させ、冷暖房効率を大幅に上げることができます。
また、外からの騒音は、大きな窓から入り込みやすいです。
掃き出し窓に内窓を設置することで、防音効果も期待できます。
デメリットとしては、掃き出し窓はサイズが大きいため、内窓の費用も高くなる傾向があります。
腰高窓や採光窓と比較すると大きな窓の工事となるため、工事期間が長くなる可能性があります。
掃き出し窓の内窓リフォームで得られる4つのメリット
1. 結露の軽減
窓の結露は、カビやダニの原因となり、健康にも悪影響を及ぼします。
内窓を設置することで、窓ガラスと内窓ガラスの間に空気層ができ、室内の熱が外に逃げるのを防ぎます。
これにより、窓ガラスの表面温度が下がるのを抑え、結露の発生を大幅に軽減することができます。
2. 防音性の向上
窓は、外部からの騒音が入ってくる大きな原因の一つです。
内窓を設置することで、窓ガラスが2重になるため、外の音が室内に伝わるのを効果的に遮断します。
特に、道路沿いや騒がしい場所に住んでいる方にとっては、静かな室内環境を実現できる大きなメリットと言えるでしょう。
3. 断熱性の向上
内窓は断熱性能も高める効果があります。
窓は、住宅全体の熱の出入り口となるため、断熱性が低いと冷暖房効率が低下し、光熱費が余計にかかってしまいます。
内窓を設置することで、室内の温度を安定させ、冷暖房費の節約にも繋がります。
4. 防犯性の向上
内窓を設置すると、窓ガラスを2重になります。
窓が2つ連携している形なので、外部からの侵入をより困難にすることができます。
ガラスを割って侵入しようとしても、内窓があることで時間がかかり、侵入を諦めさせる効果が期待できます。
内窓のデメリット
1. 窓の開閉がわずらわしくなる
内窓を設置すると、既存の窓と内窓の2枚の窓を開け閉めする必要が出てきます。
特に、頻繁に窓を開け閉めする方は、わずらわしさを感じるかもしれません。
また、換気のために窓を開ける場合、内窓と既存の窓の両方を適切な位置に開ける必要があります。
2. 掃除の手間が増える
内窓を設置することで、掃除する窓ガラスの数が2倍になります。
特に、内窓と既存の窓の間の汚れは掃除しにくく、手間がかかります。
内窓にはレール部分があり、ここも定期的に掃除する必要があります。
3. 室内が狭く感じる
内窓を設置すると窓枠が厚くなり、室内が若干狭く感じられることがあります。
また、室内への採光が若干減少する場合があります。
4. 費用がかかる
内窓の購入・設置費用は窓のサイズや種類によって異なりますが、ある程度の費用がかかります。
既存の窓の形状によっては、追加工事が必要になる場合があり、費用が余計にかかることもあります。
掃き出し窓以外も内窓リフォームした方が良い?
リビングなど、大きな窓がある部屋の快適性を高めたい場合は、掃き出し窓に内窓を設置する方が効果的です。
複数の部屋の温度ムラを軽減したい場合は、腰高窓に内窓を設置する方が効果的です。
ご自宅のすべての窓を施工するべきか、施工箇所を絞った方が良いか悩まれた際は、専門業者に相談することをおすすめします。
建物の構造によって、工事の難易度や費用・工期も異なりますので、ぜひガスリビング三重にご相談くださいませ。
掃き出し窓の内窓リフォーム費用
内窓リフォームの費用は、窓のサイズ、使用する素材、設置する箇所などによって大きく異なります。
一般的な掃き出し窓の場合、1窓あたり10万円程度~が相場と言われています。
複層ガラスやLow-E複層ガラスなど、特殊な窓ガラスを使用する場合はより効果的ですが、費用が高くなります。
ガスリビング三重では、お得にリフォームを実施いただける価格表をご用意しています。
ぜひこちらもご覧くださいませ。
費用を節約する方法
補助金制度の活用
国や自治体によっては、省エネリフォームに対する補助金制度が設けられている場合があります。
リフォームを行う前に、お住まいの地域の補助金制度について調べてみましょう。
掃き出し窓の内窓リフォームは誰に頼めばいい?
内窓リフォームは専門的な知識と技術が必要なため、必ず専門業者に依頼するようにしましょう。
また、内窓を設置することで窓の開け閉めがしにくくなったり、室内が暗くなったりする場合もあります。
リフォーム前に専門業者としっかりと相談し、ご自身の希望に合った内窓を選びましょう。
内窓リフォームは、窓の結露、防音性、断熱性、防犯性の問題を一度に解決できる、非常に有効な方法です。
リビングや寝室などの掃き出し窓をリフォームすれば、過ごす時間が長い分、より快適さを実感いただけるでしょう。
住みやすい家づくりを窓まわりから実現するためには、ぜひ内窓リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
ホームページでは、施工事例を多数掲載しています。ぜひこちらもご覧くださいませ。