【採光窓のある玄関ドア】防犯性能や選び方のポイント

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【採光窓のある玄関ドア】防犯性能や選び方のポイント

  • リフォームコラム


玄関ドアは、ご自宅の第一の防護壁です。

防犯性能を高めることは、ご家族の安全を守る上で非常に重要です。

最近は玄関ドア自体に採光窓があり、明るい玄関を作るデザインが人気です。

採光窓の部分からガラスが割られ侵入されるリスクが指摘されますが、適切な対策を施すことで、安心して暮らせる住まいを実現することができます。

こちらの記事では、採光窓のある玄関ドアの特徴や防犯性能を高めるポイント選び方などをご紹介します。


採光窓がある玄関ドアの特徴

採光窓がある玄関ドアとは、玄関ドアの一部にガラス窓が組み込まれているタイプのドアです。

このガラス窓のことを採光窓と呼びます。

採光窓のメリット



採光窓があると玄関が明るくなります。また、玄関が閉塞感なく、開放的に感じられます。



窓があることでドアのデザインにも広がりがあり、選択肢が増えます。

窓を開けることができるタイプであれば、換気も可能です。

採光窓のデメリット



デメリットとしては、ガラス部分が割られ、そこから侵入されるリスクがあります。



また、採光窓から玄関の様子が外から見えてしまいます。

採光窓がすりガラスであっても、人影や室内の照明が外から見えるケースが多いです。

玄関ドアに採光窓があると危険?



昨今の空き巣や強盗の発生状況を考えると、窓を割って侵入されてしまいそうな採光窓のある玄関窓は、危険のように感じる方もいらっしゃるでしょう。

適切な対策を施せば、採光窓のあるドアでも高い防犯性を確保できます。

もちろん、全てのお住まいで100%安全ということは難しいので、まずはどのような手口での侵入があるかを知って、防犯対策をしましょう。

押し入りの手口



ガラス破り

採光窓はガラスが割られ、そこから侵入される可能性があります。

①焼き破り

バーナーなどでガラスを加熱し、急激に冷やすことで割る方法です。

比較的静かに作業でき、短時間でガラスを破ることができます。

ハンマーなどでガラスを叩き割る方法と比べて、近隣住民にも気が付かれにくいので、近年被害が増えています。

②こじ破り

こじ破りとは、マイナスドライバーなどの工具を使って、ガラスの端をこじ開けて割る方法です。

特に、窓枠とガラスの隙間から工具を差し込み、てこの原理を利用してガラスを破壊する方法を指すことが多いです。

③打ち破り

ハンマーなどの工具でガラスを直接叩き割る方法です。

大きな音がするため、周囲に気づかれやすいというデメリットがあります。

サムターン回し

サムターン回しとは、ドアの外側からサムターンを回して鍵を開ける方法です。

サムターンとは、ドアの内側から鍵を開け閉めするために回す部分のことです。

採光窓ではなくても、空き巣や強盗の手口として増えているため、こちらの防犯対策も合わせて行いましょう。

採光窓がある玄関ドアの防犯性能を高めるには

採光窓のある玄関ドアは、採光性やデザイン性に優れている一方で、ガラス部分から侵入されるリスクも高まります。

以下の対策を検討することで、防犯性を大幅に高めることができます。

玄関ドア選びで一工夫



ガラスの種類

採光窓に使用する窓ガラスを、一般的なガラスに比べて強度が高く、割れにくいのが特徴な強化ガラスにすると良いでしょう。

防犯合わせガラスと言って、2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟み込んだもので、割れても破片が飛び散りにくい安全性の高いガラスもおすすめです。

錠前



錠前は形状が複雑な、ディンプルキーが良いでしょう。

ピッキングと呼ばれる不正な解錠手段に対して、非常に高い耐性があります。

サムターン回し対策としては、補助錠を設置することで防犯性を高めることができます。

また、サムターンカバーを設置し、工具による操作に時間がかかるように工夫するのもおすすめです。

窓の位置や大きさを工夫する



採光窓自体を小さくすることで、外から見えるリスクや侵入リスクも軽減できます。

親子ドアの場合は子扉に採光窓を付けることでも、明るさは確保できます。

その他の対策

格子や面格子



窓の外側に格子や面格子を取り付けることで、物理的な侵入を困難にします。

センサーライト



人感センサー付きのライトを設置することで、不審者を感知して光を照らし、侵入を諦めさせます。

防犯カメラ

玄関先に防犯カメラを設置することで、不審な人物を監視、防犯カメラがあることで抑止力にもなります。



採光窓があると冬は寒くて夏は暑い?



防犯面以外にも、窓があることで熱が移動してしまう不安もあるでしょう。

玄関の寒さや暑さは、窓ガラスの仕様だけではなく、ドア本体の断熱性能も大きく関わってきます

断熱性能が高いガラスを選ぶ

 Low-Eガラスや複層ガラスなど、断熱性能の高いガラスを使用することで、冷気の侵入を防ぎます。

Low-Eガラスは、ガラスの表面に特殊な金属膜をコーティングすることで、熱の移動を抑える機能を持たせたガラスです。

この金属膜は、太陽の熱や室内の暖房熱を反射し、室内外の温度差を少なくする働きをします。

ドア本体の断熱性能が高いものを選ぶ



断熱性能の高い玄関ドアは、室内の温度を保ち、外気の侵入を防ぐための工夫が凝らされたドアです。

寒い冬は暖気を逃がさず、暑い夏は涼しい室内を保つことに役立ちます。

ドアの中心部分に、発泡ウレタンやポリスチレンなどの断熱材が充填されています。

この断熱材が、外気と室内の熱の伝導を遮断します。

また、ドアとドア枠の隙間を最小限にすることで、外気の侵入を防ぎます。

気密性の高いパッキンや、調整機構が採用されているものもあります。

ドアの種類を選ぶ際は、K値(熱貫流率)を見るようにしましょう。K値が小さいほど断熱性能が高いです。



採光窓の玄関ドアの防犯性能を高めるポイントや、選び方などをご紹介しました。

いかがでしたでしょうか。

古い玄関ドアは、採光窓のパッキンが劣化して隙間風が入ってくるケースもあります。

採光窓で明るさを確保しながら、快適に過ごせる玄関作りをしましょう。

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